Ithe

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ときめく”モノ”をあつめよう「monograph」にItheをご紹介いただきました。

2018年10月、11月のショールームオープンにつきまして。

2019年春夏向けのオーダー会を行います。今シーズンは「日常の制服」に欠かせないのシャツに改めて着目し、メイドインハワイのアロハシャツブランド「KAMEHAMEHA」のヴィンテージをサンプルにビスコースレーヨンで再現した開襟シャツの他、2018SSより継続で展開している「RALPH LAUREN」のヴィンテージシャツをTHOMAS MASON社の上質なコットンで再現するなど、バリエーションを拡充しています。 また、レディースの展開を今シーズンより実験的に始めています。Itheとして2シーズン目から継続して展開しているグランパシャツをマキシ丈まで伸ばし、アロハシャツと同じビスコースレーヨンで再現しました。その他の新作、これまでに製作した一部製品のオーダーもあわせてお請けしています。10月23日(火)2018年春夏向けオーダー会 ※アポイント制 ※入場自由に変更しました。 13時〜20時24日(水)2018年春夏向けオーダー会 ※アポイント制 12時〜20時11月11日(日)2018年春夏向けオーダー会 ※どなたでもお越しいただけます 13時〜21時14日(水)2018年春夏向けオーダー会 ※どなたでもお越しいただけます 12時〜20時即売会でのお支払いの方法は下記の3種類となります。①クレジットカードでのお支払い②商品到着後の銀行振込*別途手数料がかかります③代引き*別途手数料がかかります*②・③の方法をご希望の方は商品代金の一部をその場で頂戴しております。@ Ithe Showroomaccess : 150-0031東京都渋谷区桜丘町17-9 第二昭和ビル4F *渋谷駅より徒歩3分皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

2018年6月のショールームオープンにつきまして。

今月も先月から引き続き、秋冬向けのオーダー会を開催します。すでに多くの方からご注文いただいているニットなどの新作をはじめ、これまでに発表した商品も製作が可能なものはお請けしています。「日常の制服」として選んできたプロダクトも今シーズンで20型になりました。今回の新作はいずれもミリタリーの古着をサンプルにしており、シルエット自体は単純なものが多いですが、ミリタリーウェアとして実際に使われていた当時のディテールや仕様を忠実に再現することで、そこからは実用性を重視した当時の服の作られ方や背景が見えてきます。そういった普遍的なデザインを、今だからこそ作れる機能的で扱いやすい素材(洗えたり、すぐに乾いたり、シワが付きにくかったり。)やカジュアルになりすぎないネイビーやブラックといった色で作り直し、受け継いでいくことがItheの目的です。長い時間を生き抜いてきたものだからこそ、改めて見てみると新鮮に感じるものです。そこにはきっと、時代に左右されない強いデザインがあるのではないかと思います。6月13日(水)2018年秋冬向けオーダー会 15時〜20時16日(土)2018年秋冬向けオーダー会 18時〜21時 *アポイント制27日(水)2018年秋冬向けオーダー会 15時〜20時 *13日、27日はご予約などは必要ありませんので、お気軽にお越しください。*16日(土)は日中撮影をしているため、夕方からのオープンになります。ご了承ください。

メンズファッションブログ「DRESS CODE.」にItheをご紹介いただきました。

メンズファッションブログ「DRESS CODE.」にItheのNo.14 BB Blazer jacketを掲載していただきました。以前からブログを拝見していたこともあり、実際にご購入いただいたうえに掲載までしていただけて、心から嬉しく思います。普段私たちがブログを中心に書いているコンセプトの話やものづくりの過程について、第三者からあらためて話していただくことは私たちにとっても学べるところがたくさんありました。「DRESS CODE.」を書かれている平岡さんは本当にファッションがお好きな方で、古着からラグジュアリーブランドまで幅広く着こなされています。たしか「DRESS CODE.」を知ったきっかけはユニクロのコーディネートについての記事でした。一般的な日記や散文のようなイメージにある「ブログ」というイメージとは違い、写真やページのクオリティも高く、雑誌のような感覚で次々と読み進められるのは「仕事として書いている」という印象を全く感じさせない楽しそうな雰囲気と、しっかりと作り手の意図を汲み、その上で自分の感想をまじえた丁寧な記事を積み重ねられているからだと思います。私たちの日常の制服が、今後の「DRESS CODE.」のコーディネートにも登場できる日を楽しみにしています。平岡さん、ありがとうございました。DRESS CODE.  http://www.fukulow.info

2018年5月のショールームオープンにつきまして。(5/20追記)

今月末から秋冬向けのオーダー会を開催します。予定ではもう少し早くお披露目ができるはずだったのですが、今回は初めての挑戦が多かったこともあり、サンプルの仕上がりが遅くなってしまいました。しかし、シーズンを重ねるごとに質はより良く、「日常の制服」というコンセプトの輪郭をしっかりとなぞれるようになってきているように思います。また写真などの用意が出来しだいあらためてお知らせしますが、取り急ぎ日程だけ先に発表させていただきます。5月9日(水)2018年春夏向け即売会 15時〜20時 *アポイント制出来あがったばかりの18年春夏の商品をすぐにお渡しできる即売会になります。*ご好評につき、オープン時間を延長しました。26日(土)2018年秋冬向けオーダー会 13時〜21時 *アポイント制29日(火)2018年秋冬向けオーダー会 12時〜20時 *アポイント制30日(水)2018年秋冬向けオーダー会 13時〜20時 ・お支払いの方法につきまして2018-19AWより、お支払いの方法を下記の2種類のみに変更させていただきます。①ご注文当日にクレジットカードでのお支払い②商品到着時、代引きでのお支払い(別途手数料がかかります)その他のお支払い方法もできる限りご対応はさせていただきますので、ご提案などがございましたらお支払い時にお申し付けください。30日(水)に関しましてはご予約などは必要ありませんので、お気軽にお越しください。また、終了時刻はご連絡をいただければもちろん調整させていただきます。皆さまとお会いできることを楽しみにお待ちしています。@ Ithe Showroomaccess : 150-0031東京都渋谷区桜丘町17-9 第二昭和ビル4F *渋谷駅より徒歩3分

デザインに納得感をもたせるために。Process:18

今回は服のデザインについてお話させてください。もう遠い昔のことに感じられますが、今のファッションの転換期というのはやはりユニクロなどのファストファッションが現れた時だと思っています。それまでは洋服に興味のない人にとって「清潔感のある普通の格好」をするためには思った以上にお金や時間のかかることでした。「普通」を手に入れるために雑誌を隅々まで読み、高価な服を買い、流行が変わると今あるものを処分してまた新しく服を買う。そういった「普通」をファストファッションによって驚くほど安い値段で買えるようになって、街を歩く人たちの服装は大きく変わりましたし、そこからファッションを好きになったという人もたくさんいると思います。そして今はインターネットの発達や安価なツールやアプリの広がりもあって、グラフィックやプロダクトなど他の分野でも「普通なもの」は誰にでも作れる環境になりました。それはすばらしいことだと思うのですが、ファストファッションの生み出した「普通」というのは「あらゆる人に向けられたもの」であるゆえに、「それでいい」以上の満足を得られないものだということです。以前お客さんとファストファッションについて話をしていたとき、「誰にでも似合うものって、つまりは誰にも似合わないものですよね。」とおっしゃられていて、なぜ自分がファストファッションに心から惹かれなかったのかがすごく腑に落ちたことを覚えています。そして、それに対してファストファッション以上の立ち位置を目指すブランドはそういった「普通なもの」と比べて「差別化するためのデザイン」や「新しいデザイン」をするために個性的なものが多くなったように感じています。「これは既にあるからこうする」といった消極的なデザインやコレクションブランドの模倣のようなデザインが店頭にあふれかえるようになって、服が好きな自分たちだからこそ、そんないたちごっこのようなデザインに少し疲れてしまっていた。そこで、そんな自分たちの始めるレーベルで、作る服のデザインはどうするのか?もの作りに関わる立場の人間にとって、デザインをどうするかという問題にはいつも頭を悩ませていることです。Itheを始める時に一番時間をかけて話し合ったのは「自分たちのデザインをどうやって納得感を持てるものにするか」というところ。自分たちの服に、説明できないデザインをしたくない。もっと言えば、いわゆる「デザイナーの感性」によるデザインを極力排除したい。自分たちの価値観を表現できて、かつ納得できるような匿名性のあるデザインが理想でした。多くの服を見てきて、考えれば考えるほど正直なところ「本質的なデザイン」というのはすでに出尽くしているものであると思わされます。これから本当に新しいものというのはテクノロジーの進化か、人の生活様式が大きく変わる時にしかもう生まれることはないでしょう。では、もし本当に本質的なデザインというものがすでに出尽くしているのなら、それらの中から自分たちで選んで、それをそのまま再現すればいいのではないか。多くの服が作業着や軍服、制服として作られていた頃に生まれた、使い勝手だけが考えられたデザイン。誰がデザインしたものかもわからない、でも実際にはそれらを参考にして今も多くの服が生まれている。それらのデザインが本質的なのかどうかは、歴史がすでに証明してくれているのです。いわゆる「元ネタ」と呼ばれるもの、服が本来そうであった姿かたちを今存在する上質な素材で生まれ変わらせることがItheの目的であり、使命であると思っています。本当のこと、本物のことを知りたいとずっと思っていました。そして、自分なりの解釈で見つけたこと、たどり着いた場所を多くの人に知ってもらいたいと服を作り始めて、少しずつではあるけれど、Itheのことを知ってくださる人が増えてきたことを実感しています。秋冬の展示会を5月の末に予定しているので、ぜひ、僕たちが考えてきたことを顔をあわせてお話させてください。

春夏と秋冬、ファッションブランドが年2回の発表にこだわる理由。Process:17

Itheはこれまで、多くのファッションブランドとおなじように春夏と秋冬、年2回の発表を続けています。私たちの選ぶデザインは一時性のものではないので、シーズンにこだわらず1つの製品が完成した段階で発表をするということもできますし、その方が日々ニュースとしてお知らせできることを増やせたり、1着1着に時間をかけて発信することもできます。それでも私たちが年2回の発表にこだわる理由はただひとつ、私たちはファッションを扱うレーベルだからです。「衣服を作り、販売する」という行為に限れば、ファッションの流れに沿う必要もありませんし、実際そういったブランドは特に近年多く出てきています。しかし、Itheはあくまでその流れに沿って提案をして、直接お売りするだけでなく小売店に卸すことも考え、そのために地方をはじめ世界中からバイヤーの集まってくる期間に展示会で新作を発表します。そして、それを継続していくのが今のファッション業界の内側からファッションの提案をすることだと考えています。また、展示会で個人のお客さまに実際に服をお渡しする半年前に注文をしていただき、それまでの長い時間お待たせしてしまうこと。それは今の時代のスピード感からすればありえないことだと、私たちも十分に感じています。しかしそれも、その半年の間にサンプルとして1着製作したものから他のサイズ展開分の型紙を作り、展示会の時に見つかった細かい微修正を繰り返し、工場や職人の方々と連絡をやりとりしながら、皆さんにきちんと行き渡るだけの数を生産してお届けをするためにはどうしても時間がかかってしまうものです。逆に言えば、本来たどるべき過程をカットしているからこそファストファッションがファストであり続けることができるのです。ファッションが産業となって長い時間が経ちましたが、その仕組みが今になっても続くのはそれが完成された仕組みだから、という理由があります。私たちはそれを知っているからこそ、ファッションを扱うレーベルとしてファッションの流れに乗り、ファッションの仕組みやルールに沿って提案すること。その大切さを、それらを壊すことと同じくらい大切に考えています。これまでの仕組みやルールを変えること、変えてやろうと動くことはもちろん素晴らしいことですが、既存のそれに乗ることで担保されることもあります。むしろ、仕組みの中で動くからこそ新しかったり、仕組みを変えることにつながることすらあるものです。Itheとしての地盤が固まって、自分たちで仕組みやルールを作れるようになれば発表のかたちを変えることはありえますが、海辺で来るのかわからない波を待ち続けるのでなく、うまく今起きている波に乗りこなすこともまた意味のあることであると考えています。

「定番」に新たな角度を加えて生まれ変わらせていく。Process:16

これまで、数えきれない数の服を見てきました。ファッションに興味を持ってから、それを仕事として選んでから、本当に毎年数百、数千の服を見て、触って、自分が本当に着たい服はなんなのか、誰にとっても着こなしやすい理想の服とはなんなのか考えてきました。その答えは多分、定番と呼ばれる服にある。今世の中に出回っている多くの服のモデルになった仕事着や制服、もしくは長い歴史の中でいまだに愛され続けている名作。リーバイス、ラルフローレン、ブルックスブラザーズ...。そういったプロダクトのデザインにある細やかな気づかいや合理性、もしくはまったくの無駄としか言いようのない、歴史が遺した愛しい矛盾。それを現代に受け継ぎ、作り直す作業をはじめてからもうすぐ2年。春に予定している2018-19年秋冬シーズンの発表で、私たちが定番として現代に受け継いだデザインは20型になります。そして、Itheとして今年取り組みたいことに、定番に新たな角度を加えて生まれ変わらせたいというのがあります。たとえば、デザインはもちろんそのままに、着丈や身幅を規格外に拡大したり、縮小する。当たり前ですが、それだけでできあがる服は全く違うものになります。または、当時は欠かせなかった機能や装飾だったけれど、現代に特に必要とされていないものを省く。または型紙を簡略化して、その分だけ価格を下げる。現代の性差に対する考えかたや体型、日本の気候にあわせて最適なかたちを追求していく。または問題を解決していくために、定番をそのまま作り直すだけでなく、目的にアプローチしていくことも、未来にむけて定番を遺していくためには必要なことです。そこには一歩間違えると凡庸な仕上がりになってしまう危険性もあります。でも、「デザインをしないこと」「日常の制服」という私たちのコンセプトを守りながらであれば、きっとItheに袖を通してくれている皆さんの期待を裏切ることにはならないのではないかと、そう考えています。