季節の移ろいにあわせて、素材を味わうこと。Process:12


季節の移ろいを肌ではっきりと感じることのできる日本では、その昔から「衣替え」という言葉があるように、その季節にあった素材のものを身につけることが風習としてあります。

暑かったり、寒かったり、そんな気候をできるだけ快適に過ごそうと人はさまざまな工夫をしてきました。



ところが、「衣替え」という風習は、今の時代、特に一人暮らしをしている若い世代にとってあまり関わりのない話になってしまっているのかもしれません。

最近だとほとんどの人が1枚は持っているであろう機能性衣料を肌着として着てしまえば、それを調節するだけでどんな季節でもほとんど変わらない格好で過ごすことができるようになりました。

たとえば、「ヒートテック」なんかは、街の人々からニットを1枚脱がせたといえるのではないでしょうか。



私自身、そういった機能性衣料を着ることが当たり前になってからというもの、1年中長袖のシャツを着て、冬はその上にコートを羽織るだけ、というような格好をしていた時期がありました。

でも、ここ数年は機能性衣料を頼りすぎずに、その季節にあった素材のものを身につけることを意識しています。



そうするようにしてから、「季節への意識」がすごく鮮明になったというか、暮らしの味わいがいっそうに深くなったように思います。

冬にカシミヤのふっくらとしたニットを着ること、夏に風通しのいい麻のカットソーを着ること。それは季節ごとの行事のように、その季節を象徴する大切な風習でありつづけるということ。


そんな思いから、Itheの「夏の制服」を作ることになりました。



6月14日(水)より発売します。夏らしさが肌で感じられるようになった頃、お届けします。

季節の移ろいにあわせて、素材を味わうこと。さらりとしたすずしげな素材を身につけて、そんな暮らしをあらためて考えてみませんか。




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