「普通のもの」はどこにでも売ってるはずなのに、「普通のものが欲しい」と思う。Process:03


私たちが「日常の制服」と呼ぶものは、一言でいうと「普通のもの」です。

コンバースのオールスターであり、リーバイスの501であり、ブルックスブラザーズのシャツであり、ポーターのカバン…

ひとの暮らしの中に溶けこみ、誰もが身につけているもの。性別や年齢を問わず、その名前を知らないひとにすら愛されつづけているもの。


「普通のもの」が「普通」となるまでには、それが「新しいもの」として生まれてから、そのデザインや考えを多くのひとに支持され、それから長い時間をへてようやく「普通」と呼ばれるようになります。



買い物をしているときに、「普通のものが欲しい。」と思うことがある。

「日常の制服」と呼べるような、よけいな装飾がなく、色の多すぎない、シンプルなもの。

街には普通のものがあふれているはずなのに、「普通のもの」を探していくつもお店を調べたり、まわったりすることも少なくありません。


よく、「普通のものは売れにくい」といいます。

普通のものは悪くいってしまうと、特徴がないし、他のものとの差別化もしにくい。

それよりも、ひとことで話せるような特徴があったり、目にとまりやすい装飾や色づかいのあるものの方が売りやすいし買いやすいと、私たちも思います。


そのため、多くのファッションブランドは「普通のもの」に少し手を加えることで、他社とのちがいや、ブランドらしさをつくりだしています。


そうして、シーズンを重ねるごとに途方もないほど多くの服がつくられ消費されているいま、「本当に普通のもの」というのは、逆に少なくなってきているのかも知れません。



だからこそ、私たちはいま「本当に普通のもの」が欲しいし、つくりたいと考え続けています。

普通のものは売れにくい。それでも、私たちが作りたいのは普通のものだから、「普通のもの」を「新しいかたちで見せる」ことを、突き詰めていきます。

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