時代に消費されないために「流行らないようにする」こと。Process:19


Itheをスタートする時に話していたことのひとつに「流行らないように気をつける」ということがありました。

もちろん、着てくださる人が増えていくことは心から嬉しく思いますし、Itheのことをシェアしてくださる皆さんには本当に頭が上がりません。


それなのに、なぜ「流行らないように気をつける」のかというと、これは言いかえると「バズらないこと」。


「バズる」とは、本来の意味とはちがって今は比較的ポジティブな意味で使われていますが、文字通り「バズる」ように世の中に名前だけが一人歩きをしてしまうと、僕たちが取り組んでいるレーベルとしての意義や哲学が伝わらないまま、あるいは誤解された状態で歯止めがきかないところまで広がりすぎてしまう。


その結果、一時期は盛り上がったものの、そこで消費されてしまい、大きくなった規模を小さくすることができずになくなっていったブランドは少なくありません。


ひとつの戦略として「バズを狙うこと」は決して否定されるものではないですし、手段を問わず広めていくことも時と場合によっては効果的であると思います。

しかし、Itheではそれをしないことを選びました。

なぜなら僕たちの取り組んでいることに終わりはなく、一生をかけて続けていくべきプロジェクトだからです。


そのためには時に「広めない」という選択をとりながら、時間をかけてゆっくり育てていくこと。そして、世の中のスピードが早くなっていくにつれ、「ひとつのことについて時間をかけること」は大きな意味を持つようになっていくと考えています。


安売りしない、安易にItheのコントロールを他者に委ねない。自分の手を動かして、人と会い、時間をかけて少しずつブランドとして育てていくこと。


「気づいた時には、当たり前のようにItheの洋服が着られているようになっていた。」そんな広がり方が理想だと考えています。

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