誰のものでもない「作者不明・匿名」のブランドをつくっていくこと。Process:10


Itheが今回、No.01-04として製作したアイテムには、ある共通点があります。


それは、誰がデザインしたのかがわからない「作者不明」のモノ、ということ。

そして、私たちが「日常の制服」と呼ぶものには、そういった「匿名性」がキーワードになるのかもしれない、と考えています。



「誰がつくったのかわからない」モノには、「何者でもない」という要素があります。

「作り手の顔の見えるモノが良い」というのは最近の流行でもありますが、

「顔が見える」ということは、ちがった言いかたをすれば「そのひとへの好き・嫌い」というのもありますし、それは私たちがモノを選ぶうえで、無意識に考えてしまうことでもあります。


もちろん、そういった「顔が見える」モノの素晴らしさもありますし、価値観の近い作り手に出会えることは私たちが生きるうえで大きな喜びでもあります。

でも、最終的に私たちが目指すところは、誰がつくってるのかもわからないし、何人でつくってるのか、どこでつくってるのかもわからないようなことなのかもしれません。

そして、そこには、クリエイションに対する「諦め」のような気持ちもあるんだと思っています。



私たちは「Ithe」というレーベルを運営していますが、「私たちの色」にItheを染めたくない。

それが「デザインしない」という考えにつながっていくのですが、逆に、私たち以外のひとに「Ithe」を染めてほしいと考えています。

これから、様々なクリエイターとのコラボレーションやお店との別注、または一般のかたとも取り組んでいく企画を予定しています。

Itheを「Itheの色」に染めてしまうことは、これからもないと思いますが、まわりのひとを巻き込んで、いろんな色に染めてほしい。


結果的に虹のような色、もしくは白か黒になればいいなと考えています。

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